Secure-japan
header


診断
犯罪事例
セキュリティ情報
このサイトについて
  

どうなるドン・キホーテのテレビ電話による緊急対応問題/都知事は大賛成、立入検査する保健所もあれば中止する

総合ディスカウントストアのドン・キホーテ(東京)は8月1日から始めていた薬剤師が深夜にテレビ電話を介在、9月から都内10店舗で午後10時~午前5時頃の夜間における緊急な場合に限って無料提供するサービスに切り替えたが、これにも厚労相・厚労省が後向き姿勢で、医薬品販売店に薬剤師の常駐を義務付ける薬事法に違反する恐れがあると咀みつき、これを受けて豊島区や渋谷区などの保健所が5日、店舗に立ち入り検査した。しかし、石原都知事の賛成意見で江戸川保健所は中止した。
東京都も8月20日にいったんは厚労省の見解を区に伝えたが、規制緩和に積極的な石原知事が5日の記者会見でドン・キホーテのサービスについて「大賛成。大いに奨励する。夜中に都会でどういう不便をかこっているかを見たらわかる。役人がいかにバカかということの証拠。薬剤師が(テレビ電話に)出て事情を聴いて、処方をちゃんと授けて売っている薬品だ。深夜までやっている所が提供してどこが悪いんだ」と述べ、後押しする姿勢を強調した。このため江戸川保健所は同日夜、ドン・キホーテ本社店舗への立ち入り調査を計画していたが、この発言を受けて急きょ中止した。
深夜に身体がおかしくなったとき、救急車を呼んでも盥回しされることを考えれば、ドン・キホーテこそ救いの神。坂口厚労相・厚労省の「医薬品販売店に薬剤師の常駐を義務付ける薬事法に違反する恐れがある」というのは小泉首相の構造改革の目的からすれば大きくずれている。テレビ電話を結んでお客と応対するというドン・キホーテは、まさにIT時代にうってつけではないか。厚労省、坂口厚労相こそ、一刻も早く考えを改めて、薬事法を急ぎ改正すべきではなかろうか。
関連記事はこちら


footer