ATM機等本体 |
本体の強度 |
工具等による破壊に対して少なくとも25分以上耐えられる強度とすること。なお、プロテクター等により補強して同様の強度とすることも差し支えない。 |
本体の固定 |
床、壁等に本体をボルト等で固定し、または保護筐体に収納するなど、容易に移動することができないようにすること。 |
配線(センサーの回線、電源コード) |
外部からは容易に見えないようにし、万一切断された場合には、その時点で異常発報する仕組みとすること。 |
本体上部または周辺 |
防犯カメラ等の設置 |
監視及び録画ができ、少なくとも利用者の上半身の撮影が可能で、平常時は長時間録画モード(12~480時間モード)とし、また、可能な限り非常ベル・緊急通報装置の作動時や異常発報時には、自動的にアラームモード(2~6時間)で録画する装置とすること。なお、デジタル式の録画装置等効果的な装置の導入に配意すること。 |
緊急通報装置 (ボタン)の設置 |
緊急時に警備会社の基地局、緊急機関の事務センター、サービスセンター等(以下「管理センター等」という)に直接異常を知らせることができる装置とすること。その場合、集音機能または画像伝送機能を有する装置とするよう配意すること。 |
非常ベルの設置 |
ボタンを押すと警鳴し、音で犯人を威嚇するとともに周囲に異常を知らせることのできる装置とすること。 |
前面扉部 |
扉の強度 |
本体の強度と同等とすること。 |
センサーの設置 |
破壊による衝撃および焼き切りによる熱等を感知して発報し、管理センター等に知らせる装置とすること。 |
扉内側への緊急通報ボタンの設置 |
現金補填中に襲撃された場合に、管理センター等に知らせるための通報ボタンを扉内側に配置すること。 |
センサーと緊急通報装置は非常ベルと連動させること。 |
現金補填箇所 |
1. |
現金補填は、可能な限り現金カセット自体を入れ替える(補填作業中に直接現金が人目に触れない方式)とすること。 |
2. |
現金カセットを引き出した際に、通常の操作方法以外の方法で引き出した場合には、それを感知して発報する装置を設置し、非常ベルと連動させること。 |
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その他 |
1. |
利用者が暗証番号等を操作する部分が、他人から容易に見えないように工夫すること。 |
2. |
現金補填作業は、可能な限り専門の警備業者に委託すること。 |
3. |
施設の構造上の問題等から、ボルト等で本体が固定できないような場合は本体の傾きや振動 等を感知して発報し、管理センター等に知らせるセンサーを設置し、非常ベルと連動させること。 |
4. |
設置者は、設置場所の管理者等による監視等が行われるよう防犯対策を強化すること。 |
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