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万引き少年の学校への連絡には問題あり

万引きした少年を見つけたとき、「学校へ連絡」ということが言われている。言われるだけでなく、最近はそれが実行されることが多い。
しかし、これは正しいことなのだろうか。私はかねがね疑問に思い、正しいあり様(よう)を考えていた。学校は、万引きした少年に、どういう責任があるのだろうか。私はないと思う。
責任を負うべきなのは、当人であり、育ててきた親であると思う。私は、万引きした少年を見つけたとき、連絡する先は親であり警察であり、学校は関係ないと思っている。
たしかに学校には教育するという責任はあるが、学校の教育という責任とは、犯罪を犯さないように道徳・倫理教育を行うことであり、犯罪を犯した少年に対しては責任はない。
万引きはすべての犯罪の入り口と言われているが、万引きしないように犯罪を犯さないように躾るのは親の務め・責任であって、学校ではない。万引きをした少年の責任は、育てた親と当人にある。そして犯罪を犯した少年を処置する責任は警察にある。重ねて言うが、万引きした少年の責任は当人と親にあり、処置をするのは警察であって、学校は関係ない。ところが親も警察も責任逃れをしているとしか思えない。
万引き犯を見つけて親に連絡をとっても、忙しいとか店のほうで処置してくれとか言って店に来ないケースが多々あり、やむなく学校や警察に連絡することになるという。学校にとっては傍(はた)迷惑な話である。万引きした少年を見つけたら、とにかく親と警察に同時に連絡すべきである。
ただし、学校に責任があるケースもある。少年が学校の仲間とグループを作ったり部活の仲間と万引きなどの犯罪を犯した場合である。こういう場合は、当人と学校と親に責任がある。
今、子供に対して親の立場がおかしい。悪いことをした児が叱れない。悪いことをしそうなときにも注意が出来ない。親そのものがおかしい。電車内で母子連れだったが、子供が化粧をした後で、道具を借りて化粧した親がいた。
すべては教育の問題だ。家庭教育、学校教育、集団教育、社会教育、従業員教育。何一つまともに行われていないといえるだろう。教育の初めに親の躾ありきだ。その親から教育し直すべきである。万引きした少年を見つけたら、学校でなく、親と警察に連絡すべきである。
少子化が問題だと騒がれているが、少子化も良いではないか。子供を躾られない親ばかりの日本。どうせ滅びるなら、万引き少年が成長し本格的な泥棒となって治安が乱れて国が滅びるより、せめて現状を保ったまま少子化で滅びても良いではないか。
(by 佐藤)
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