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顧客情報流出相次ぐ

顧客情報流出が相次いでいる。
・27日生命保険最大手の日本生命保険は、佐賀県内で女性営業職員が休日にパチンコをしている間に、車内に置いていた顧客情報が記載された資料を盗まれた、と発表。最大で600人分に及ぶ可能性があり、氏名、生年月日、保険の契約内容などが記載され、うち132人分については、住所、電話番号、保険料引き落としの銀行口座番号などもあった。資料は、社内規定で社外持ち出しが禁止されていたが、24日の休日に、自宅で仕事をしようと営業所から顧客資料を持ち出し、その後パチンコ店に立ち寄った際、盗難にあったという。
・AIGエジソン生命保険(本社東京)の姫路営業所(兵庫県姫路市)で顧客情報を記載した文書が社外に流出していたことが26日判明。被害は最大で318世帯、413人分に上るとみられ、同社では対象者に事情を説明、謝罪するとともに姫路署に被害届を出した。情報が不正使用された事実は確認されていないという。
・みずほコーポレート銀行は21日、子会社のシステム会社社員が7月13日日に、中国・大連市内で、同行の法人・個人の顧客情報約1700件分を記録したパソコンとフロッピーディスク入りのカバンを盗まれたと発表した。顧客情報には北京、大連両支店の顧客の氏名・法人名のほか、口座番号、預金残高などが含まれている。
今年になって、顧客情報流出が相次ぐが、どの企業も名前を知られた大手企業ばかり。
手口としては、大きく二つが上げられる。
1.社外持ち出し禁止にもかかわらず、自宅に持ち帰る途中によった駐車場(多くがパチンコ)で盗難
2.社員により、不正アクセスの上の故意の流出
1に関しては、悪意はなかったにせよ社外秘ということは理解していたはずだし、重要書類を取り扱っているという認識に欠ける行動を行っている。社外秘とは決めていても簡単に持ち出せるような管理体制が行われている。また、被害届けがでるまで持ち出されたことも会社は知らない。
2に関しては、悪意が合った犯行だが、これに会社側は長い期間気づかなかったり、簡単に取り扱いに関係している人間なら取り扱えたりとしていた。社員といっても、子会社や契約社員がほとんど。契約社員は給料は社員よりも安く、権限も社員が握っている。そして重要で大変な仕事は派遣社員。ひまになって首を真っ先に切られるのも契約社員。どっちが仕事ができる?といったら・・・・・こんな状況では、一泡咲かせてやろうと不正をしたくなるのが人間のサガ。
大手企業体質とは不思議なもので、雇用する際には学歴、家柄など厳重な審査を行うが雇用した後はまったく社員の行動に対して無関心。信用しきってしまう。契約社員にしても、大手に契約社員を派遣するのは難しい。しかし一度派遣してしまうと、時には社員より重要な機密情報を扱ったりもする。このように、有名大学と同じで入るのは大変、入ったららくらく。。。。情報化を大手企業のブランドのプライドにかけ行ったが、肝心の管理という部分が行われていない古い学歴社会、体質の弱点が表面化してきたように思える。
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