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遠くではない身近な危険/自衛本能の格差が広がる…

危険が身近になってきているという気がしませんか?
強盗まがいのひったくり・・・。一人暮らしのお年寄り宅が襲撃・・・。女児を対象にしたわいせつ目的などの声掛け・・・。。殺人や強盗事件、女児を狙った事件などは新聞、テレビで大きく報じられていますが、新聞、テレビが報じない事件も各地で多く起き、しかも増えています。セキュアジャパンをはじめて一年になろうとしていますが、本当にこんなに多くの犯罪があるのかとびっくりしてしまいます。
どれほどの人が、このことを感じているのでしょう・・・・。
一昨年前、日本(東京23区)で有数の治安がいいと去れている文京区で強盗殺人が起こりました。
アパート経営をしている老女性が乱暴をされてころされたというもの。実は自宅のすぐそば。もう近所での大変なうわさでした。警察に顔が利く人の話では、とても新聞やテレビで報道できるような状況ではないくらいひどいものだったということ。その人の話では、実際の強盗殺人というのは年齢かかわらず暴行を受け、顔も見られないくらいにぼこぼこにされているケースが多いとのこと。遺族に渡すのもしのびないということが多いそうです。けっこく犯人は同じアパートに住む顔見知りの犯行というものでした。残念なことに、まだ巡回パトロールというものが”はやり”ではなかったのでこの事件は風化されいつしかまた、犯罪とは他人の身に降りかかるものというのが日本人の相変らずの心情になってしまいました。
しかし最近は、治安悪化に立ち上がった人たちや地域が目立ってきました。空き巣やひったくり、また女児を守ろうと巡回パトロールボランティア的に始めています。この動きがもっともっと早く全国的に広がれば。。。。。
防犯に立ち上がった人や地域は、恐らくは身近に起きている犯罪の危険性を敏感に感じて、一層悪化する前に食い止めなければ自分の身や周りが危うくなると自衛本能が働いたのでしょう。
しかし、日本人の多くは自分だけは!そんな悪い人が身近にいるはずがない!というよくも悪くも昔の隣組の意識が多いのでは・・・・。単一民族の弱点ですね。
どうしたら、日本人の自衛本能を高めることができる??
例えば、交番の掲示板に交通事故の件数・死者数が書かれているように、ひったくり、路上強盗、侵入盗などの件数も併せて書いて掲示あったらどうなんだろうか?
多くの人は、新聞やテレビが報じないので、自分の周囲に起きている小さな犯罪をまるで知らないに違いないし、殺人や強盗事件は新聞、テレビが報じるが、ひったくりなどはあまり報じないし、報じても新聞の片隅に小さく載るだけで目立たない。どれほど自分の身の回りに犯罪が起きているか、「数」を把握している人はすくないだろう。
新聞やテレビが報じない小さな小さな事件の「数」を知れば、身近に忍び寄る危険を実感するようになるに違いないのでは。でも、交通事故の件数が張ってあってもやっぱり自分の身には!とどこか他人事だから
あまり意味はないかもしれない。
「セキュアジャパン」をスタートさせて、まもなく1年…。リニューアルを検討しているが、社会に警鐘を与えるにはどうすればいいか試行錯誤の毎日。地域防犯、安全安心街づくり、セキュリティ機器を効果あらしめるためにはどうしたら良いのか…。安全安心が壊れていく現状を知るにつけ、貧富の格差より自衛本能の格差の広がりに頭を抱えてしまう。
(by 豊川 奈帆)
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