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今年のセキュリティ・ショウの印象記

自動認識展ではバイオメトリクスの出展が年々少なくなってきているが、今年のセキュリティ・ショウではバイオメトリクスの出展が多かった。ACS(入退出管理システム)を扱っているところはもちろん、監視カメラを扱っている会社などもバイオメトリクスを出展。それだけ、この分野に関心があるのだろうと思うが、実際はどこまで実運用がされるのかな?という感じは受けた。
テレビなどではかなり普及していると報道されているけど、実際の担当者の方に聞くとまだまだ…という答え。コストが高いからなのか、ユーザーがそこまでのシステムを入れなくても…と思っているのかどちらかな??
顔認証が多くみられ、富士フィルムも写真の補正技術を生かして自社開発を行ったという製品を参考出品。背景と人の差を映像の質に限らず検知できるのが他社との差別化とのこと。実際の運用方法としては、PCログインや、入退室、犯罪者検知と従来のもの。
ICカード、特にSONYのフェリカのデモ時間になると多くの人が聞き入っていた。凸版が新発表した全世界で使用できるICタグにも人多くの人が質問を行っていて、カードやタグに興味がある傾向が良く理解できた。
車のナンバー認識が数多く出展されていた。実運用も進んでいるとのこと。各社メインにしている目的などは異なった。駐車場の出入りを管理するために遅い速度のみの対応のナンバー認識や、通常の道路での運用と各社さまざま。三菱電機のナンバー認識は認識率も高く、また時速も通常の道路で対応可能になっていた。漢字も正確に読み取っていた。どちらかというと警察向けかな?という印象。盗難車捜査や、事件捜査のために要望があるのだなという感じ。他の会社はこれから営業を掛けていくという会社が多い。
去年まではDVRは圧縮方式をメインに各社打ち出していたが、今年はそれは少なかった。みな同じになってしまったからだろうな…?。値段や、ネットワークにつないだときに、いかに早くきれいに見えるかのPRが多かった。ネットワークでの要望はそんなに多いのかな??実際に?ネットワークの説明が難しくて、詳しくない人がパネルとか説明を聞いてもどこがすごいかが理解しにくいのでは??と思ってしまった。すでに取り組んでいる店舗の方は理解できるだろうけど、そうでない方は理解しづらいような気がした。もっとおサルでもわかるパネルにしてくれれば…と思った。
建築会社の社長が建築建材展のついでに寄ったそうだけど、第一印象が「派手だね」ということ。さすが大手がいっぱいあるねとも言っていた。最近お客様からも言われるからみたけど、よくわからなかったといってた。どこが違うの?と聞かれた。
監視カメラは、技術はすごいなと思うけど、デザインがどれも一緒で…。もっとデザイン的にお店とかの意匠に合うのにすれば、もっと売れそうなのにな…と思った。前に建築会社の方に聞いたことだけど、建物を設計する際にデザインに凝るけど、そういうときカメラのデザインが合わない…ことが多いと言っていたことがあった。
(豊川 奈帆)
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