殺人、強盗などの凶悪犯罪や侵入窃盗、薬物犯罪といった再犯の恐れが大きい罪を犯して服役した者の出所日や出所予定日などの情報を、法務省が警察庁に提供する新たな制度が1日スタートした。 |
6月から始まった13歳未満の子供への暴力的な性犯罪を犯した者の出所情報共有は再犯防止が主な目的だが、今回は「捜査の効率化」が主眼となっている。 |
このため、子供への暴力的な性犯罪では共有している帰住(居住)予定地の提供はないが、容疑が浮上した人物が出所しているかどうかの確認がしやすくなり「同種犯罪が発生した場合の迅速な捜査に役立つ」(警察庁)としている。 |
対象となるのは20数罪種で年間約23,000人、出所者全体の8割程度という。 |