岡山県が産業廃棄物の不法投棄対策に導入した監視カメラが、津山市横山の市道沿いの電柱や、家庭ごみなどの投げ捨て防止に使用されている。不法投棄が後を絶たないため、市の要望で県美作県民局がカメラを設置し、市が映像分析を担当することにしたもので、8月下旬まで続け、効果を検証するという。 |
設置したのは市街地から市の最終処分場に続く山間部。不法投棄ごみは廃プラスチックやビン・カンのほか、テレビや冷蔵庫などの家電製品が多いく、時間外で処分場が閉まっていたり、家電リサイクル法で持ち込めなかったりしたものが途中で捨てられている可能性が高いと見ている。 |
取り付けられたカメラは、県が03年度から導入した産業廃棄物の不法投棄監視用で、各県民局や支局に配備した11台のうちの1台で、動く被写体があるとシャッターが切れる仕組みで、市が記録を毎日回収してパソコンで映像を確認している。 |
津山市内の不法投棄ごみは年間100トン前後もあり、04年度は116トンを記録した。津山署は3件4人を悪質として摘発している。 |