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イギリス警察当局が実行犯4人の画像公開、ロンドン同時テロ

イギリス警察当局は16日、7日の地下鉄爆破の1時間半前の午前7時20分頃にロンドン北部ルートン駅で監視カメラがとらえた実行犯4人の映像を公開した。
4人はリュックサックを背負い、一緒にキングズクロス駅まで行った後、それぞれテロを実行したとみられている。
今回のテロ捜査では、監視カメラが威力を発揮している。イギリスは欧州で最も監視カメラの普及が進んでおり、ロンドン市内だけで推定で民間関係で約42万台、公共関係で約8万台、計約50万台が設置されている。地下鉄には約6,000台が設置され今後5年以内に倍にする計画があるといわれている。
捜査は、現場の遺体や免許証などから容疑者のうち3人の名前が浮上し、60人の捜査官が駅や周辺の監視カメラのビデオテープ約2,500本を回収し、「リュックサックを背負った若者」を捜すよう指示された数百人の捜査官が徹夜で作業した。
そして11日午後8時頃、キングスクロス駅を歩く4人連れの映像を捜査官が発見し自宅などの家宅捜索に踏み切った。
ロンドン警視庁では5人の専門家がその後も映像分析を続け、これまでに監視カメラ約6,000台分を終了し、今後はリーズからルートンへの道路沿いのカメラなど約20,000台分を精査するという。
日本でも監視カメラの映像は録画しているが、録画保存期間は一部のユーザーを除いては1週間程度で上書きされている。1週間後に“あの時の…”と思って慌てて検索しようとしても後の祭り。これを教訓に、一部のユーザーは別として、せめて半年間~1年間は映像を保存してもらいたいものである。


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