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「顔画像データ入り旅券」が参院で可決、成立
~指紋、瞳の虹彩などの生体情報は含めず~

顔画像データを記録する「IC(集積回路)旅券」の導入を盛り込んだ改正旅券法が3日午前の参院本会議で全会一致で可決、成立した。IC旅券は01年の米同時多発テロ以降、偽造・変造防止の観点から国際的に導入準備が進んでおり、来年3月から発給する予定。
ただ、米国は10月26日を導入期限に設定しており、これ以降入国する際はIC付きでなければ査証(ビザ)を免除しないと規定しているので日本は米国に導入延期を要請している。
IC旅券は国籍や氏名、生年月日といった身分情報のほか、顔画像や指紋、瞳の虹彩などの生体情報を記録したICを内蔵するもの。
日本は生体情報のうち顔画像のみを記録する。05年度中の導入を目指してきたが、在外公館を含む一斉の発給体制を整備するため発給開始は来年3月までずれ込んだ。
日本側の延期要請が受け入れられない場合、米国を10月26日以降訪れる場合は、短期滞在であってもビザが必要になる。政府は同日から来年3月までに旅券を新規に取得した人が有効期限が残っていてもIC旅券に切り替える際の手数料を減額する方針。


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