情報処理振興事業協会 セキュリティセンター(IPA/ISEC)は、2003年7月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況をまとめた。 |
1.コンピュータウイルス届出状況 7月の届出件数は1411件と6月の1401件と同水準での推移となった。セキュリティホールを悪用するウイルスの届出が7割を占めている状況であるため、修正プログラムを適用して欠陥を無くしておくことが肝要である。 ・セキュリティホール悪用ウイルス:985件:69.8% ・メール機能悪用ウイルス:354件:25.1% ・マクロウイルス:32件:2.3% ・他のウイルス:40件:2.8% 合 計:1411件 |
2.コンピュータ不正アクセス届出状況 7月の届出件数は33件であり、6月(43件)よりも減少した。7月の届出のうち実害があった届出件数は15件で、その内訳は、侵入被害8件、アドレス詐称4件、DoS(サービス妨害)攻撃被害2件、メール不正中継1件であった。 |