分譲マンションの防犯対策を考える「マンション防犯セミナー」が27日、滋賀県大津市浜大津4の市ふれあいプラザで開かれた。住民の意識向上やコミュニティー強化など防犯に有効な取り組みや最新の防犯機器が紹介された。 |
同セミナーは、京都と滋賀のマンション管理組合215組織でつくる「京滋マンション管理対策協議会」(特定非営利活動法人)が防犯意識を高めてもらおうと県内で初めて開催したもので、県内のマンション管理組合の代表者約30人が参加した。 |
滋賀県警本部防犯アドバイザーの安井健三さんが「分譲マンションにおける犯罪」と題して講演し、県内で発生している分譲マンションを狙った侵入盗やわいせつ犯罪などの事例を紹介したが、「機械による警備も大切だが人の目と心の防犯に勝るものはなく、隣近所とのコミュニティーを密にしてほしい」と訴えた。 |
このほか同協議会の事務局が、奈良女子大住環境計画学研究室のアンケート調査結果に基づき、関西のマンションの約65%が入居後5年以内に自転車やバイクの盗難事件が発生している実態を紹介した。このほか防犯機器メーカー4社が最新の防犯カメラや玄関用ロックシステムなどを展示し、参加者は熱心に見学していた。 |