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少年の犯罪被害防止へ 奈良県内16署ごとにモデル小中学校指定 対処法指導 |
全国的に少年犯罪が増加するなか、奈良県内でも子どもたちが被害に遭う事件が増加している。県警は子どもたちの安全を守ろうと、モデルとなる小中学校を指定し、不審者から声を掛けられた場合や侵入者への対処法、登下校時の安全指導などを行った。同課は「従来の少年対策は非行防止が中心。被害防止に主眼を置いた全県的な取り組みは全国の警察で初めて。夏休みに入った7月20日からは街頭補導活動に移行。少年事件は被害者も少年の場合が多いため、出動回数を増やすなどして非行、被害双方の抑止を目指す補導活動を行っている。 |
県警少年課によると、02年に少年(20歳未満)が被害者となった刑法犯罪(未遂含む)は前年比よりも減り4964件。(01年の5171件)しかし、凶悪犯罪である強盗6件→10件、強姦4件→15件、恐喝81件→145件と増加している。総数も98年(3642件)と比べると、5年間で3割以上増えた。県警は少年被害を食い止めようと、6月20日から「少年ガード・アンド・サポート大作戦」を開始。 |
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