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モニターでチェックのはずが、誰も見ていなかった~大阪府寝屋川市の教職員3人死傷の小学校~

大阪府寝屋川市初町の市立中央小学校で14日、卒業生の17歳の少年が教職員を刃物で襲って3人が死傷した事件で、同小の坂根博一校長は同日夜、寝屋川市役所で記者会見した。坂根校長は当時、府教委の研修で校外にいた。午後3時30分頃、事件を携帯電話で知らされ大急ぎでタクシーで戻ったという。
殺害された鴨崎教諭については「子供に親しまれる素晴らしい先生だった。無念で仕方がない」と涙をこらえていた。同校は15日を休校にし、夜に保護者会を開いて事件について説明する。
同席した竹若洋三教育長らによると、池田小事件を受け危機管理マニュアルのひな形を作り、各校に作成を要請。門も閉めるよう指導していたものの施錠までは指示していなかったという。
中央小では昨年3月、出入り口3ヶ所のうち、正門と物資搬入門にインターホンと監視カメラを設置し、来訪者があれば職員室にあるモニター画面でチェックし、玄関で名簿に名前を記載、名札を付けてもらうようにしていたという。
ところが事件当時、正門と南門の2ヶ所は施錠されていなかったうえ、モニターを通常監視している教頭は出張中で、誰も見ていなかったという。


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