京都府城陽市教育委員会では、このほど03年度に市内の小、中学校で行った生徒指導の状況をまとめた。それによると小、中学校とも生徒指導件数は統計が残る84年以降では過去最低となったが、小学校では万引き、中学校では生徒間暴力や無断外泊・家出がいずれも前年度より増えた。 |
まとめによると、指導件数は小学校が67件(前年度72件)、中学校は196件(同254件)といずれも減少した。このうち、小学校では万引きが15件と前年度より4件増加し、万引きにかかわった児童数も31人(同23人)に増えた。市教委によると、「スリルを味わいたかった」などと答える児童が多く、遊び感覚で万引きに及ぶ児童が増えているという。 |
中学校では、生徒間の暴力事件が16件(同9件)となったほか、無断外泊・家出が16件(同11件)に増加した。最も多かったのは前年度に引き続いて喫煙で、31件にのぼった。 |
不登校者数は小学校が9人、中学校は60人で、前年度に比べいずれも2人減った。 |