東京・江戸川区のJR小岩駅前の繁華街で、住民が資金を出し合って今年3月に60台の監視カメラを設置したが、その後3ヶ月間で起きた強盗・ひったくりなどの犯罪は131件で、昨年同時期に比べ3分の1近くも減ったことがわかった。 |
JR小岩駅前商店街では、住民が一口500円でお金を出し合い、監視カメラ60台を3月に設置したが、監視カメラを設置した背景には、ここ数年の犯罪の増加と、昨年5月11日に起きた暴力団員の発砲事件などがある。また、近隣に小学校が多いことからも子供の安全を守ることが理由の一つだった。商店街を歩けば、至る所にカメラと防犯カメラと書かれた黄色のステッカーを目にすることができ、ここに監視カメラがついているんだなと瞬時にわかる。 |
昨年9月、地元の37町会が中心になって「小岩地区防犯カメラ設置推進委員会」を発足させ、設置場所や録画の管理方法などを協議、(1)設置場所は駅の半500メートルの地域の約60ヶ所、(2)録画は同委が管理、(3)カメラ設置場所で作動を知らせるステッカーを張る、(4)録画した映像データは1週間で消去することなどを決めている。 |