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熊本にある崇城大学の駐車場で、学生の乗用車から部品が盗まれる事件が相次いだため、同大の自動車部員らが自主的に夜間パトロール。現場で不審な少年グループを発見し、警察に通報した。熊本北署は29日、連続窃盗事件の被疑者検挙に貢献したとして、自動車部に感謝状を贈った。 関係者によると、9月21日夜から翌朝にかけ同大の学生駐車場で、車からタイヤが盗まれる事件が発生。22日夜から23日正午にかけ、さらにもう一台が運転席シートや工具などを盗まれた。被害に遭ったのはいずれも同大四年で自動車部OBで、自動車部でレース用に使っていた車と自家用車の2台。 2度目の被害の後、「何もせずに待つだけではだめだ」と、後輩の自動車部員や友人らにパトロールへの協力を要請。23日夜、計13人で駐車場付近に張り込んだという。その夜、現場で、車を物色する不審な乗用車2台を発見し、ほかの仲間に携帯電話で連絡。部員たちが駐車場の出入り口を閉め、2台の車を包囲した。乗っていた少年3人にそれぞれ部員たちが「どこから来たの」などと質問したところ、食い違いがあったため交番に通報した。調べに対し、少年3人は容疑を認めており、同署は近く窃盗容疑で書類送検する方針。 |
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