佐賀県内での刑法犯認知件数が今年は9月末現在で9721件と、前年同期より9・8%減少したことが県警のまとめで分かった。特に7~9月は15・6%と大幅に減っている。県警生活安全企画課は減少の主な理由として、 |
・防犯ボランティア団体などの活動の活発化 |
・犯罪傾向分析に基づき重点化したパトロールの効果 |
・啓発活動による住民の防犯意識の高まり |
の3点を挙げている。9721件のうち、窃盗犯は7567件(前年同期比15・6%減)。件数が最も多い自転車盗は9・0%減の1739件、車上狙いも25・4%減の1319件と軒並み改善された。ひったくりは前年同期の91件から25件にまで急減。自動車盗も146件から4割以上減って83件となった。 |
一方、留守宅を狙った空き巣の被害は7・1%増の482件、就寝中の忍び込みによる窃盗は8・3%増の235件、脱衣場での窃盗はほぼ倍増の86件など増加傾向の犯罪も。オレオレ詐欺の多発を反映して、詐欺事件も397件で82・9%の大幅増だった。盗難に遭った自動車のうち60・2%が鍵を車内に差したままで、盗難自転車も57・5%が施錠していなかった。 |