長崎県警少年課は、このほど夏休み期間中(7月21日~8月31日)の少年非行状況をまとめた。それによると、福島県内で窃盗容疑などで逮捕、補導されるなどした刑法犯少年は228人で、昨年より増加した。一方、喫煙や深夜はいかいなどで補導された不良行為少年は2,782人で減少した。 |
刑法犯少年は昨年と比べて49人増えた。8月11日に長崎市内の中2少年(13)が7歳児童の体を触ったとして強制わいせつ容疑で、同18日には同市内の小5少年(11)がスーパーの商品に火をつけたとして器物損壊容疑でそれぞれ補導された。 |
少年課は刑法犯少年の増加について、街頭取り締まりの強化により初発型非行である自転車盗などの摘発が多かったためで、非行化が進んだということではない。殺人、強盗、放火などの凶悪犯罪はゼロだったと話している。 |
不良行為少年は昨年より297人も減ったが2、3年前の2,300人台と比べると依然高い水準である。これについて同課では、長崎市で昨年起きた幼児誘拐殺人事件を受けて取り組んだ市民ボランティアなど地域と警察が連携した補導活動の強化によるものとみている。 |