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全国で初、成田空港で放射性物質のテロ対策訓練

成田空港会社は9日、放射性物質を使ったテロの対策訓練を成田空港で行った。こうした訓練は国内の空港では初めてで、成田市消防本部や同社など11機関から約100人が参加した。
同空港は、01年9月11日のアメリカ同時多発テロ以降、核・生物・化学(NBC)兵器テロを警戒した警備態勢を敷いている。この日の訓練は、貨物地区から小瓶に入った放射性物質を奪った男が第1旅客ターミナルビル4階出発ロビーで瓶を破壊、男と旅客3人が被ばくしたとの想定で行われた。
午後2時に始まった訓練には、放射線医学総合研究所(千葉市稲毛区)の専門医も参加した。化学防護服を身に着けた消防隊員らが被ばくした患者役の男性の衣服を脱がし、組み立て式のシャワーテントで体を洗浄する2段階の除染作業を実施。現場で医師が診察した後、病院へ搬送した。
訓練の指揮をとった成田国際空港クリニックの牧野俊郎所長は「日ごろから準備するのは大切なこと。今日の反省点を今後に生かしたい」と話した。


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