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“銀座ママ”もひったくりの被害に

東京・銀座でクラブのママやホステスなどの高級バッグを狙ったひったくりが相次いでおり、地元のクラブやバーなどで組織する「銀座社交料飲協会」(加盟1,607店)は今月中旬から、自主的に深夜パトロールに乗り出す。
警視庁築地署に届けられた被害は昨年1月以降、14件(被害総額約362万円)。しかし、被害に遭っても新しいバッグをお客様に買ってもらえると思って警察に届けないホステスも少なくない模様で、潜在的な被害はより多いとみられる。
飲食店が閉店した後の午前1時頃から4時頃にかけ、帰宅するためタクシーを呼び止めようとしているところを背後から襲われているのが一連の被害の特徴である。
ほかに、エレベーターの中でバッグを奪われたなどという被害情報も同協会に寄せられているという。被害に遭ったホステスの多くは着物やドレス姿で、犯人を追いかけるのもままならなかったという。
築地署によると、今年に入って届けられた6件の被害総額は225万円だが、このうち現金の被害は44万円。被害総額が高いのは、奪われたバッグが「エルメス」「グッチ」などの高級ブランド品だったためで、バッグ1つが約80万円というケースもあった。同署では、財布の中身は当たり外れがあるがブランドバッグは確実に高値で売りさばくことができることから標的にされているのではないか」とみている。
こうした事態を受けて同協会は、7月の理事会で加盟する飲食店の経営者らが自ら銀座の夜をパトロールする「ナイトパトロール隊」を結成することを決めた。
パトロール隊には約30人が登録。今月中旬をメドに揃いのジャケットを身につけ、月に数回、数人ずつ交代で街を巡回し「安全・安心な銀座」を訴えるチラシを通行人に渡したり、店を訪問して注意を呼びかけたりする活動を始める。初回は約230人が参加し、ホステスもパトロールの先頭に立つ予定だという。


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