滋賀県警は、このほど各学校で教諭が生徒に非行防止教育を行うための教材を作製、県内すべての小、中、高校に配布した。教諭が生徒に教えるための教材を警察が作製するのは全国で初めてという。 |
同県警は、以前から警察官が学校を訪問して非行防止教室などを開いているが、1年間で県内すべての学校を回るのは難しく、警察官の代わりに教諭に非行防止教育をしてもらうと少年課が作製した。 |
教材のタイトルは「あじさい」。A4判、14ページ。小学5年生用、中学1年生用、高校1年生用に3種類用意し、県教育委が監修した。 |
万引きと喫煙(小学生用)、自転車盗とシンナー(中学生)、初発型非行と覚せい剤(高校生用)についてイラストなどを使って問題点を指摘している。 |
一問一答形式にして意見を書き込むスペースを設けるなど、子どもが罪の意識を持つように工夫している。県警少年課は、「道徳の時間などを利用して使って欲しい。教材は毎年更新したい」としている。 |