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ICタグを使用した書類収納管理システム開発決定

NEC(本社:東京都港区、社長:金杉 明信)と日興通信(本社:東京都世田谷区、社長:鈴木範夫)が、業界で初めてICタグ(RFID)を活用し、大量の書類の所在確認や入出庫管理などの大幅な効率化を実現する「書類収納管理システム」を共同で開発する方針。
金融機関における膨大な書類管理業務の効率化を実現するため、本システムと「債権書類管理システム」の連携を図る。
すでに「書類収納管理システム」は、株式会社名古屋銀行(本社:愛知県名古屋市中区、頭取:加藤 千麿)への導入が決定、来年4月の稼動を予定している。
また、同時に導入予定で、北陸コンピュータ・サービス株式会社(本社:富山県婦負郡婦中町、社長:水野憲一)が開発を担当している「債権書類本部集中ワークフローシステム」との接続・連携を図ることで、数十万件の債権書類の管理業務の大幅な効率化を実現する予定。
ICタグを活用した「書類収納管理システム」の主な特長
1.自動的かつリアルタイムでの書類の所在管理や入出庫管理などを実現可能
ICタグの指向性によって制限のあったデータを読み取る方向の問題を解決し、複数のRFIDを同時に、どの方向からでも瞬時に検知できる「全方向型ICタグ読み取りアンテナ」を新たに開発。
「全方向型ICタグ読み取りアンテナ」を書棚に取り付けて、書類を納めたケースに装着したICタグを検知することで、自動的かつリアルタイムでの書類の所在有無や所在確認、入出庫管理などを可能にした。。
これにより、大量の書類の管理業務の効率化や、重要書類の取り扱いに関するセキュリティ強化などを実現することが可能。
2.大量の債権書類の管理業務の大幅な効率化を実現可能
「書類収納管理システム」と、金融機関におけるセンター集中ワークフロー管理を目的とした「債権書類管理システム」を連携することで、数十万件におよぶ債権書類の入出庫作業を省力化できるほか、一斉棚卸による債権書類の在庫確認作業をなくすことができるなど、管理業務の大幅な効率化を実現することができる。また、書類の種類別・営業店別などの棚割りが不要となり、保管スペースの有効活用が可能となる。
本システムを利用することで、現在主流のバーコードシステムによって債権書類の一斉棚卸を年2回実施する場合に比べて、書類件数で10万件あたり年間約600万円のコスト削減が可能であると見込困れる。
3.個人情報漏えい防止を前提とした書類管理を実現可能
「書類収納管理システム」と、書類を保管している部屋の入室管理システムや、利用者認証システム、指紋認証システムなど、各種セキュリティシステムとの連携を図ることで、誰が・いつ・どの書類を持ち出したかをリアルタイムで検知することも可能となる。これにより、金融機関の債権書類や病院のカルテをはじめとする重要書類の紛失や持ち出しなどのリスクを限りなくゼロに近づけることができるなど、個人情報漏えい防止を前提とした書類管理を実現することができる。


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