大分市一木の日本文理大が3日、柔道部など運動部の学生による「防犯パトロール隊」を結成。早速、近くのJR大在駅周辺を巡回し、自転車の「防犯診断」を行った。今後は月に3回、250人の学生が交代で見回りや駅周辺での青少年への声掛けなどを行い、地域の防犯活動に一役買う。大学独自の防犯パトロール組織の設置は県内初。 |
同大のスローガンは「勇気ある良き市民たれ」。大学のある大在地区は、人口増に伴い、自転車盗や住宅への忍び込みなどの犯罪が増えていることから、学生と市民が安心して暮らせる街をつくりたいとパトロール隊を結成した。 |
初日は、隊長の神田純児さん(20)(バドミントン部)ら11人が駅周辺の自転車をチェック。防犯登録などを調べ、窃盗などへの注意を呼びかけるカードを付けた。暑い中の作業だったが、学生はてきぱきと作業を進めた。 |
隊員には、西日本大会個人戦で優勝者を輩出したレスリング部や柔道部の猛者も加わっている。今後は、地元自治会とも連携して活動を進めていくという。 |