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三菱電機ビルテクノサービスがビル遠隔監視サービスの契約内容を拡充

三菱電機ビルテクノサービスは、ビル設備の異常を24時間365日遠隔で監視するビル遠隔監視システム「メルセントリー」の制御盤を大幅にコンパクト化するとともに、遠隔監視サービス契約の内容も拡充して10月1日から販売を開始する。メルセントリーの新機種の名称は「F25」。初年度は1,000システムの販売を見込んでいる。
ビル設備の異常発生や対応状況などを特定の携帯電話やパソコンにメールで通知し、またパソコンにパスワードを入力しWeb経由で各設備の故障履歴を閲覧できる「故障情報提供サービス」、監視カメラの映像を遠隔地からWeb経由で確認できる「映像提供サービス」の2つのサービスを追加するもので、「故障情報提供サービス」は既存機種でも現行の契約料金内で提供を受けることができる。ビルのテナントやマンション住人へのサービス向上、安全性向上に貢献するシステムとして、ビルオーナー、管理会社へ販売展開する。
同社では、これまでは契約中のビルの設備に異常が発生すると、その信号を電話回線を通じて全国9ヶ所の情報センターが受信し、最寄のエンジニアに対応を指示していた。これに対し管理会社やビルオーナーからは、テナントやマンションの住人から「復旧の見込みなどを聞かれて、対応状況がわからずに回答に窮することがある」「外出中は、異常発生がわからない」などの相談があった。
そこで、制御盤のコンパクト化に合わせて、設備の異常発生や対応状況をメールで管理会社やビルオーナーに通知し、問い合わせに対応しやすくするとともに、遠隔地からの監視カメラの映像の確認を可能にして安全性を高めるなどテナントや住人へのサービス向上や他のビル・マンションとの差別化にもつながるようサービス内容を拡充した。
メルセントリー「F25」の特長は次のとおり。
1)制御盤の容積を従来機種の83%減と大幅なコンパクト化を実現。A5版サイズよりひと回り大きな面積があれば設置可能になった。
2)Webサーバー機能を持つデジタルレコーダー「DX-TL30K」と組み合わせることで、遠隔地から監視カメラの映像を確認することができる。
遠隔監視サービスの拡充内容は次のとおり。
(1)故障情報提供サービス
1.メール通知サービス
契約範囲内の設備に異常が発生した場合、同社の情報センターで信号を受信し、特定の携帯電話やパソコンにメールで自動通知する。その後、エンジニアへの対応指示を行った時、対応が完了した時にもメールで通知するので、設備管理者やオーナーは外出時や夜間、また離れた場所でも異常発生や対応状況を知ることができ、テナントやマンション住人からの問い合わせにも対応できる。
2.故障履歴閲覧サービス
任意のパソコンからWeb経由でセンターに接続しパスワード入力すれば、過去の設備故障履歴が閲覧できる。複数ビルを一括で管理する際にビル設備の故障頻度を確認し、リニューアル時期の検討などに活用できる。
(2)映像提供サービス
設備管理者やマンション管理組合理事など特定の人は、パソコンから各所に設置された監視カメラの映像をWeb経由で最大9ヶ所まで同時に確認できる。いたずらが頻発している場所などを遠隔から常時確認することも可能で、デジタルレコーダーに記録した過去の映像の検索・閲覧もできるため、万が一問題が発生した場合には迅速な映像確認が可能。
監視対象設備は、エレベーター、空調、受変電、給排水、消防用設備、映像監視設備など各種ビル設備を1システムで8点の監視が可能である。


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