京都府警はこのほど、府内31警察署のうち7署を廃止、1署を新設し、計25署とする再編整備構想を発表。統廃合で約200人の警察官を管理部門から現場に配置転換。交番・駐在所の管轄区域も見直し、空き交番の解消や地域への密着化を図る。府内の警察署の廃止は初めて。京都市内は現在の14署から、各行政区を管轄区域とする11署体制に再編し、各区の名称を冠する予定。現在警察署がない中京区にも中京署を新設し、川端、中立売、堀川、七条各署を廃止する。 |
また、舞鶴東、網野、久美浜各署を廃止し、現在の舞鶴西署に舞鶴署、峰山署に京丹後署を設置。廃止される3署は大型交番や分室とし、免許更新などの住民サービスが低下しないよう配慮。 |
京北・美山両町が京都市に編入合併された場合は、京北署を市内の署へ統合する方針。事件事故の発生が多い伏見区は、新設署による管轄区域の分割も検討。 |
府警は今秋をめどに実施計画を策定し、12月定例府議会に条例改正案を提案、来年4月から東山、右京、西京、舞鶴、京丹後各署をスタートさせる方針。以後、可能な署から段階的に新体制に移行。 |