27日横浜市や川崎市で偽造の身体障害者手帳を使って携帯電話の加入契約を結び、基本料金が半額になるなどの障害者割引制度を悪用するケースが相次いでいることが判明。携帯電話会社「NTTドコモ」(本社・東京都)によると、偽造手帳を使った悪用は60件に上り、被害額は約160万円になるという。 |
同社によると、4、5月の2カ月で、横浜市は10人分の名義で計19件、川崎市でも24人分の名義で41件、計60件の被害があった。支払われなかった通話料などの被害総額は計約160万円に上る。1人で複数契約しているケースが多いという。 |
手帳に押印してある区の福祉保健センター長の刻印と申込人の居住区が違うことや契約内容確認の通知が返送されることが目立ったため不審に思い横浜市に通知し判明。 |
同市では、契約時に同社に提出された手帳のコピーの交付番号は住所も氏名も別の正規の持ち主が存在することが分かり、偽造が判明。偽造手帳が使われたのは、同市西区のJR横浜駅周辺の家電量販店などでの契約。 |