街頭犯罪が多発し治安に関する住民の不安が高まっているが、兵庫県警は新たにサンテレビ局で「防犯情報番組」を設け、県内の各自治会単位で設立が進む防犯組織の活動などを紹介することになった。地域における自主防犯機能への理解を広げ、さらに活性化を図るのが狙いで、すでに放映している警察広報番組「こんにちは県警です」の放送回数を月2回に拡大し、うち1回を防犯情報の枠にあてる。 |
兵庫県警では、街頭犯罪の抑止には地域や住民の力が不可欠としており、今年3月から県内の全自治会に各地区で発生した犯罪情報を提供。官民一体の「ご近所の防犯運動」を展開しており、今回取り組む防犯情報番組も同じ「ご近所の防犯運動」と名付けられた。 |
県警番組の「こんにちは県警です」は、毎月第1土曜日(午前8時30分から15分間)、サンテレビで放映されている。今月からは放送回数を拡大し、第4土曜日の同時間帯で防犯情報番組をスタートさせる。 |
24日の第1回放送は、神戸市北区の星和台連合自治会(約2,600世帯)の防犯パトロール活動を紹介する。この地区では、土日を除く毎日2回、住民と警察が合同パトロールを始めて以来、空き巣被害が激減した。 |
また、5月の第4土曜日は、子どもたちを犯罪被害から守るため、携帯電話のメール機能で痴漢などの犯罪情報を配信する取り組みをしている姫路市の飾磨中部中学校区愛護育成会を紹介する。 |