公営住宅では島根県内で初めての防犯に配慮した県営住宅「吉田団地」が益田市駅前町に完成し1日から入居が始まった。警察庁、国土交通省は、犯罪を未然に防ごうとの考えから、00年度に共同住宅の防犯上の留意事項、設計指針をそれぞれ策定。これに基づき、県土木部と県警本部が防犯性の向上を図る共同住宅のモデル事業と位置づけ、昨年2月から約4億2000万円をかけ建設していた。鉄筋コンクリート6階建て1棟で延べ面積1832平方メートル、住居数は20戸。 |
県土木部の設計概要では、 |
1.見通しを確保し、死角を可能な限りなす。 |
2.エレベーターのドアの窓を大きくする。 |
3.エレベーター内に防犯カメラを設置、1階ホールのモニターで内部が見える |
4.2階バルコニーに簡単に破壊できない防犯ガラスを使用 |
5.全戸に警報器付きインターホンを設け、外来者の確認と内部から外部へ警報を発信できる。 |
隣接地に5月完成の市営団地(18戸)も防犯に配慮した共同住宅となる。 |