静岡県警は7月26日までに、日本人と韓国人の男女計6人を有印私文書偽造・同行使の疑いで逮捕した。逮捕されたのは、自称産廃処理業者の山口操(55)=静岡県富士宮市北山=と飲食店店長伊藤忠雄(48)=神奈川県平塚市西真土3丁目=、自分名義の旅券申請用書類を用意したパート従業員山口美江(39)=静岡県御殿場市中畑=、この書類を窓口に申請した韓国人の張富年(37)=東京都世田谷区粕谷2丁目=ら6容疑者。 |
6容疑者は共謀して山口美江容疑者名義の旅券の不正入手を企て、7月8日、静岡県富士市の旅券センターで、旅券発給申請書に「山口美江」と記入し、張容疑者の顔写真を添えて窓口に申請した疑い。犯行グループが不正入国した韓国人の出国に悪用しようとしたとみられている。 |
県警は、出国を希望する張容疑者が山口操、伊藤両容疑者側に百数10万円を払い、山口美江容疑者が数10万円で名義を売ったとの見方を強めている。今年5月に静岡市内の県行政センターで同様の事件が起きており、同署はさらに共犯者がいないか調べている。 |