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書店の万引き防止に取り組む「タグ&パック」の日本書店万引き問題協議会への衣替え問題 |
書店の万引き防止に取り組んでいる「タグ&パック」(事務局:名古屋市昭和区の三洋堂書店)は、書店の万引きの大きな原因になっている新古書店が安易に盗品換金できなるなるよう古物営業法の改正を働きかけるため、「日本書店万引き問題協議会」への衣替えを模索し、先に日書連(日本書店商業組合)の萬田貴久会長に会長職就任を要請したが(2月6日)、「タグ&パック」によると、このほど萬田会長から、三洋堂書店の加藤和裕社長に対し、日書連の当面の方針は、青少年健全育成条例の改正問題と運用強化にあり、古物営業法の改正は、13種類に区分された古物の取扱い業者が多数おり、なかでも古書籍商業協同組合が法改正に難色を示していることから取り上げにくい問題であるとして、会長職就任を断ると同時に日書連としては、JPIC(財団法人出版文化産業振興財団)が、平成12年3月に業界4団体構成による万引き防止のための流通改善委員会、同実行委員会を設置、その後には業界4団体と21世紀コミック作家の著作権を考える会による万引き打合会を設置している経緯からして、日本書店万引き問題協議会をJPICの中に置くことが適切だと提案してきたという。 |
これを受けて加藤和裕社長は3月6日、JPICの鴻巣事務局長に対し、菅徹夫理事長宛て「日本書店万引き問題協議会 事務局業務委託のお願い」を提出した。 |
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