特殊詐欺の被害が後を絶たない中、埼玉県警は騙された人が金を振り込むことを防ぐとともに受け取り役の検挙を強化するため機動的に警戒にあたるチームを新たに立ち上げた。埼玉県警が新たに立ち上げたのは「特殊詐欺被害防止機動チーム」。
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15日に発足式が行われたあと、機動チームのメンバーがさいたま市のJR北浦和駅前で駅や金融機関を利用する人たちにチラシを配って特殊詐欺への注意を呼びかけた。
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県内の特殊詐欺の被害は今年に入ってから14日までに448件確認され、被害額は約8億6,000万円にのぼっている。
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機動チームは、蓄積した情報をもとに詐欺の電話が多くかかってくる地域を重点的にパトロールすることで騙されて金融機関に金を振り込むことを防ぐとともに、「受け子」と呼ばれる受け取り役の検挙にあたる。
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埼玉県警地域安全対策推進室の市村崇室長は「迅速で柔軟に対応するために機動力を持ったチームが必要だと考えた。一斉警戒など日々活動していく」と話していた。
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