宮崎市南部と周辺二町を管内に持つ宮崎県警・宮崎南署は8日、街づくり活動に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)と連携して空き巣や子どもへの不審な声かけ事案などを電子メールで住民の携帯電話やパソコンに流すネットワークを今月下旬から始めると発表した。 |
防犯情報を素早く提供し、地域防犯に役立てるのが狙いである。連携するNPO法人では、「電子メールによる防犯情報の提供役をNPOが担うのは九州では初めてではないか」と話している。 |
ネットワークは「わがまちポリス」と名付けられ、宮崎県清武町のNPO法人「きよたけ郷ハートム」と連携する。同署がハートム事務局に防犯情報をファクス送信し、ハートムが電子メールで、登録された住民の携帯電話かパソコンへ一斉配信する。緊急を要する事件も想定されることから基本的に24時間運用する。 |
地域に無用の不安を与えたり、被害者が特定されるなどの二次被害が発生しないよう提供情報は両者で調整する。 |