滋賀県志賀町の全4小学校で教室や体育館、門扉と職員室を結ぶインタホンが新年度に新設される。昨年12月の宇治小事件(宇治市)を受け、緊急時の連絡態勢が強化される。 |
町は2年前、大阪・池田小の児童殺傷事件をきっかけに学校の周囲にフェンスや関係者以外の立ち入りを禁じる看板を設け、全教職員に防犯ブザーを配った。宇治小事件の後、町教委が小学校の要望を受け、インタホン設置を決めた。現在、小野1台もない。 |
町は04年度新年度予算案に約120台分の設置費1,600万円を盛り込み、また門扉のない和迩小については門扉設計と工事費500万円も計上した。7月から工事を始め、夏休みに完成させる。町学校教育課は「危機管理と学校開放の両立が今後の課題だ」としている。 |
県教委によると、すでに県内17市町の小学校で全教室と職員室をつなぐ連絡装置が設置されているという。 |