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防衛庁は8日、東京・市谷にある庁舎の出入り口に、秘密文書の持ち出しを防ぐためとして高千穂交易(東京・新宿区四谷)の万引き防止装置を設置した。今月下旬から運用する。先月下旬には運用局などがある5つの階に、部外者の立ち入りを防ぐインターホン付きドアも設置しており、自衛隊のイラク派遣以来、情報管理の姿勢を強めている。 |
ゲートを設置したのは、内局や陸海空3幕僚監部、統合幕僚会議や記者クラブがあるA棟。1階と地下1階の入り口に340万円かけて計6台を置いた。書店やCD店にある万引き防止ゲートと同じで、秘密文書には磁気シールを張り、無断で持ち出そうとすると警告音が鳴るようにする。 |
対象となるのは「秘」に指定された文書で、A棟には約10万件が保管されているという。シールをはがせば音は鳴らないが、同庁調査課では「その場合には跡が残るので、年に2回ある定期点検で見つけられる」としている。 |
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