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175社、515小間と過去最大規模でセキュリティ・ショウ始まる

今日から東京ビッグサイトでセキュリティ・ショウが始まった。5日まで。回を重ねて今年は12回目。ストア・セキュリティからスタートした本展も、防犯・安全管理関連機器・システムの需要拡大などによって防災・セーフティまでを網羅するセキュリティ・安全管理に関する総合展に成長した。今回は175社、515小間の過去最大規模での開催となった。
監視カメラやデジタルレコーダー、EAS(万引き防止装置)、玄関ドア電気錠システム、バイオメトリクス本人認証システム、防犯ガラスなど数多くの様々なセキュリティ機器・システムが展示されている。これから追々とセキュリティショウでの各ブースを点描していく予定だが、今日は第1回。
高千穂交易は、70年に日本に初めてEASを紹介した企業だが、以来、圧倒的な導入シェアを誇る業界のリーダー。今回はEASだけでなく、昨今頻発するオフィスや各種施設での犯罪・事件の対応策として入退室管理システムを始めとした、トータルセキュリティソリューションを展示している。CDショップ、ドラッグストア、ホームセンター、GMS、コンビニなど、あらゆる店舗を対象としたセキュリティ・システムを、またオフィス、データセンター、工場、研究所、学校、公共施設、商業施設などのセキュリティ・システムを展示している。
三菱電機は、「長年蓄積したセキュリティー技術やノウハウを結集したトータルなセキュリティーソリューションの提供」を基本コンセプトに、各種セキュリティー製品とこれらを統合したセキュリティーシステムを出展している。
同社の主な展示内容は、CCTV(監視カメラ)コーナーでは、多様なニーズに対応する各種監視カメラの最新ラインアップと国内トップシェアのデジタルレコーダーの新製品を展示している。逆光でも鮮明に映す機能搭載の監視用カラーカメラ、飛躍的な高画質と業界最高水準の完 全動画(VGA最大毎秒30枚)を実現したフルデジタルのCCTVシステムなどである。
アクセスコントロールコーナーでは、「入退室管理システム」を中心に展示している。Suicaをはじめ様々なIDカードに対応したカードリーダー、個人 情報保護法に対応する「情報漏洩防止ソリューション」、情報へのアクセスコントロールを統一的に行う 「利用権管理ソリューション」などである。
ネットワークセキュリティーコーナーでは、不正アクセスを検出することができる「ネットワークセキュリティIDS」、ネットワークのぜい弱性を 診断できる「統合セキュリティー診断ツール」、ネットワーク上を流れるあらゆる通信パケットを記録・復元することが可能な「通信パケット記録装置MSIESR」などである。
マンション・ホームセキュリティーコーナーでは、一般家庭におけるセキュリティーニーズの高まりに対応したソリューションを展示している。マンションの出入管理や監視カメラを組み合わせることにより安全・安心な生活空間を提供する「マンションセキュリティシステム」、不審者の侵入を確認すると監視カメラの画像をデジタルレコーダーに記録し携帯電話へ画像を転送するとともに、照明・音などでの威嚇操作も可能な「セルフセキュリティシステム」などである。
ファクトリーセキュリティーコーナーでは、工場内の各種セキュリティーシステムからの情報をすべてデータベース管理し、総合的な防犯・防災管理などを可能とする「統合セキュリティシステム」、自動車の出入をスムーズかつ確実に管理する「車両ナンバー読取り装置」、暗闇でも人の侵入を監視できる「非冷却赤外線カメラ」などである。
R&Dコーナーでは、数年後のセキュリティ製品・システムに活用できる先進のセキュリティ技術を展示している。移動中の人の映像からリアルタイムに顔を検出・トラッキングし、自動的にベストショット顔画像を記録する技術や撮影した顔画像から瞬時に人物を特定するために、予め登録されている顔画像データベースを高速検索する技術などの「高速顔検索蓄積技術」、耐タンパ機構による安全な鍵管理機能と高速な暗号処理機能を備えた暗号ボード「TURBOMISTY」などである。
今回のTOAブースでは、店舗、警備室などの実際のセキュリティシーンを再現している。ネットワーク技術など最新の技術を取り入れたセキュリティシステムのデモンストレーションを通して製品紹介にとどまらない、より有効な監視カメラの運用方法や設置方法などを紹介している。店舗コーナーでは、昨今、監視ニーズが高まっている店舗をイメージしたバーチャルな空間をブース内に設営。TOAのセキュリティシステムを実際に見てもらいながら、セキュリティの狙い、効果、ポイントを見る側と見られる側の両面から具体的に紹介している。
緊急通報コーナーでは、セキュリティショウの会場を大きな商店街(構内)に見立て、構内の有線式と遠隔のネットワーク式の緊急通報装置のデモンストレーションを行っている。ネットワークを利用した、多地点でしかも広域なコミュニケーションを音と映像で実現する遠隔監視は必見である。
画角シミュレーションコーナーは、被写体とカメラ、レンズ、モニターを組合わせて、どのような画角が得られるかをシミュレーションできる「画角シミュレーションソフト」の体験コーナーである。セキュリティレベルごとに必要な画角を得るために必要な機器、取付位置がわかり、監視カメラ取り付けの失敗を防ぐTOAの新サービスである。


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