栃木県警は、ひったくりや車上狙いなどの身近な犯罪の発生状況が分かる地図をインターネットのホームページで公開する情報提供サービスを準備している。犯罪の多発地域を知らせ、県民に自発的な防犯対策を促すことが狙い。早ければ10月にもスタートさせる予定である。 |
同県警生活安全企画課によると、公開されるのは(1)ひったくり、(2)空き巣、(3)車上狙い、(4)自動車盗、(5)自転車盗、(6)オートバイ盗、(7)自販機荒らし。 |
これまで同県警では、県内全域の犯罪発生状況を公開した場合、多発地域の地価の下落などにつながりかねないため、具体的な場所の公開には慎重だった。しかし、「犯罪の多発で、県民自身に防犯対策を促すための情報提供も警察の役割として重要になってきた」と判断し、公開に踏み切ることになった。ただ、空き巣被害では番地を非公開にするなど、被害者のプライバシーには配慮するという。 |
同課は「それぞれの家庭や職場はもちろん、自警団などの活動の参考にもしてほしい」と話している。県警のHPのアドレスは、http://www.pref.tochigi.jp/keisatu/ |