埼玉県は、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、マスクの着用や定期的な換気など感染防止対策がとられていない接待を伴う飲食店に対し、特別措置法に基づいて13日以降、休業要請を行うことを決めた。
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埼玉県によると、県内ではキャバクラ店とホストクラブの合計4つの店で新型コロナウイルスへの集団感染が発生し、これまでに53人の感染者が確認されている。
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県は11日、さいたま市内で対策本部会議を開き接待を伴う飲食店のうち、全国の業界団体が定めた感染防止対策がとられていない店については休業要請を行うことを決めた。
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必要な対策は、従業員のマスクの着用や、定期的な換気、それに大皿で料理を提供しないこと、グラスの回し飲みをしないことなどとしている。
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県の職員などが現地で確認して対策の徹底を指示したうえで、それに店側が従わなければ新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づいて13日の午前0時以降、休業要請するとしている。
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このほか特別措置法に基づいて、発熱など症状がある人に外出自粛を要請することや、県民に対し繁華街に限らず感染防止対策が取られていない施設の利用を避けるよう求めることも決めた。
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埼玉県の大野知事は「感染者が増加する中、これまでより一段強い要請を行うことにした。感染拡大を防ぐためには皆さんの協力が不可欠だ」と話した。
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