新型コロナウイルスの感染拡大の影響で解雇された人の数が、道内で合わせて180人に上っていることが北海道労働局の調査で分かりました。
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北海道労働局は30日、道内の雇用情勢を公表した。それによると、仕事を求める人1人に対して何人の求人があったかを示す先月の道内の有効求人倍率は、前の年の同じ月より0.03ポイント低い1.16倍でした。前年を下回ったのは2ヶ月連続だった。
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一方、北海道労働局は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響についてハローワークを通じて調査を行った結果、解雇された人の数は、今月26日までに道内21事業所の合わせて180人に上っていることも明らかにした。
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業種別では、運輸業や宿泊業、それに飲食サービス業といった幅広い分野に及んでいるという。
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また、4月に就職予定の高校生や大学生について、内定の取り消しや採用時期を延期する例も出ているという。
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北海道労働局の福士亘局長は「解雇された人への再就職の支援のほか、雇用調整助成金の活用を中小企業に呼びかけることで、雇用が維持されるように努めたい」と述べた。
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