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新型肺炎で帰国搭乗者4人に微熱やせきの症状/指定医療機関に搬送

新型肺炎の感染が広がる中国湖北省武漢市などに滞在する日本人を退避させるため日本政府がチャーターした全日空機1機が29日午前8時40分頃、武漢市から羽田空港に到着した。
帰国希望者約650人のうち第1陣の206人が帰国した。搭乗前の検査で新型肺炎の発症者はいなかったが搭乗者のうち4人に微熱やせきの症状があり、指定医療機関に搬送したという。帰国後に指定医療機関に搬送されたのは40代男性▽50代女性▽30代男性▽50代男性の4人。
政府は第2便のチャーター機を同日夜に日本から派遣する。30日には第3便を派遣する方針。チャーター機には医師1人、看護師2人を含む医療チームが同乗。
搭乗者が感染している場合に備え機内では発熱などの症状がある人には他の搭乗者と離れた席に座らせた。羽田到着後は国際線ターミナルビルを通らないようにし、症状のない人はバスで国立国際医療研究センター(東京都新宿区)に移動し検査を受ける。
政府関係者によると、中国側は日本人退避のためのチャーター機受け入れを3機までとする意向を示しており、今後の便はさらに収容人数の多い航空機にすることを検討する一方、政府専用機の派遣は見送る方向だという。
第1便は、緊急援助として政府が用意したマスク約1万5,000個▽手袋5万枚▽防護眼鏡8,000個――などのほか、東京都が提供した2万着の防護服を乗せ、28日夜に羽田空港を出発。日本時間29日未明に武漢市の空港に到着し、これらの物資を中国側に引き渡した。
外務省は今回のチャーター機で非常事態に対応する「海外緊急展開チーム」(ERT)を派遣しており、残る日本人の帰国を支援する。


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