ＥＵ＝ヨーロッパ連合からの離脱の是非が最大の争点になったイギリスの総選挙は開票作業が続いているが、公共放送ＢＢＣによると離脱の実現を公約に掲げる与党・保守党の議会下院の獲得議席が過半数の326議席に達した。この結果、イギリスの来年1月のＥＵ離脱に道筋がつくことになった。
|
イギリスの総選挙は12日、投票が終了し、現在、開票作業が進められている。
|
ＢＢＣによると、これまでの開票の結果、来年1月のＥＵ離脱を公約に掲げる与党・保守党は選挙前の298議席から大幅に議席を伸ばして326議席を超え、単独で過半数となった。
|
議会全体の650議席のうちまだ確定していない議席は残っているが、ＢＢＣは出口調査や開票状況に基づく予測として保守党の最終的な議席は362議席に達する見通しだとしている。
|
これに先だって自身の議席を獲得した保守党を率いるジョンソン首相は「保守党の政府にＥＵからの離脱に向けて力強い国民の負託が与えられた」と述べて事実上の勝利宣言を行った。
|
保守党が過半数の議席を獲得したことでＥＵ離脱に向けた法案は議会で承認される可能性が高まり、ジョンソン首相が訴えてきた来年1月にＥＵから離脱する道筋がつくことになる。
|
