香川県飯山町社会福祉協議会は15日、子どもたちや高齢者が安心して生活できる社会づくりを目的に「防災・防犯マップ」の製作に取り組んだ。参加した児童やボランティアらは、実際に通学路を歩き、危険個所をチェック。危機管理意識の高揚や大規模災害時の避難経路などを再確認していた。マップづくりは、NPO法人「備えネット」(庵谷文博代表)の協力を得て実施した。町内の児童21人のほか、ボランティアら計約70人が参加した。 |
参加者は、地図で通学路や緊急避難場所、普段危険と感じている個所などを確認した。警察、消防署員から防犯と防災についての注意を受けた後、庵谷代表らの先導で4グループに分かれて飯山北小学校周辺の点検に出発し、実際に通学コースを歩いて危険個所に目を光らせた。 |
児童らは、転落防止フェンスのない水路や外灯の少ない個所などを厳しくチェックし所々で危険をどう回避するか、非常時にはどう行動するかなど具体的な方法も教わり、熱心にメモした。 |
この日の調査内容は22日にパソコンに入力して、誰でも閲覧できるホームページ上の「防災・防犯マップ」を作製する。来年度には飯山南小学校区でも実施し、町全域のマップを作製する計画である。同協議会は「住民が新たな危険個所を入力できるようにして、情報の共有化を図るとともに、情報を携帯電話に配信するなど実効性の高いものにしていきたい」としている。 |