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京都府警が「空き交番」解消にOBの相談員など増員

京都府は、警察OBの交番相談員を現在の36人から76人に倍増する。ひったくりや侵入盗など犯罪急増で治安への不安が高まっており、「空き交番」を解消するためである。警察官も330人増やし、地域の防犯力向上と治安回復を目指す。このため04年度当初予算案に関連経費を盛り込んだ。
京都府警によると、府内190の交番のうち昼間に警察官の不在が常態化している「空き交番」は57ヶ所。大半が2人以下勤務で、このため現場出動やパトロールがあると留守になりがちという。
京都府内の刑法犯認知件数は、昨年は約6万3,000件で、10年前の約2倍の水準。侵入犯罪も過去最多となり、府民からはパトロールの要望や空き交番の解消を求める声が高まっている。しかし、限られた人員の中で街頭活動を強化すれば交番の留守が増えるというジレンマも抱えている。
このため京都府は、94年度に始まった交番相談員制度の積極的な活用を図ることにしたもの。現在、36交番にOBが1人ずつ配置されて地理案内など府民の応対にあたっているが、新たに倍以上の40人を採用する。警察官増員に伴う配置見直しと合わせ、空き交番ゼロを実現する。


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