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“母子心中はいじめが原因”  父親が仙台市教委に調査要望

昨年11月、仙台市で小学2年の女の子と母親が無理心中したのは学校での娘へのいじめが原因だとして女の子の父親が21日、市教育委員会に対し第三者委員会を設置して学校側の対応などを調査するよう求めた。
昨年11月に仙台市泉区の住宅で小学2年の女の子と40代の母親が死亡しているのが見つかり宮城県警・泉署は現場の状況などから無理心中の可能性があるとみている。
女の子の父親は「娘がいじめを受けるようになり、学校などに相談しても対応が不十分で母親は心身の不調を訴えるようになった」として、無理心中はいじめが原因だとしている。このため父親は21日、市教育委員会を訪れ佐々木洋教育長に対し第三者委員会を設置し、学校側の対応などを調査するよう求めた。
この中で父親は、「妻は学校や教育委員会に何度も相談したが対応してもらえず絶望していた。市はいじめ対策の基本方針で被害者に寄り添うとしており、それにのっとって対応してほしかった」と述べた。父親によると、女の子は去年8月「死にたいよ。わるいことしかないよ。いじめられてなにもいいことないよ」というメモを両親に宛てて書いていて両親は学校に相談していたという。
これに対し佐々木教育長は、「今回の事案について重く受け止めている。要望書を読み込み対応を検討したい」と述べた。
女の子の父親は、仙台市教育委員会に要望したあと記者会見し「昨年5月以降、学校に相談し、いじめた本人への指導とその保護者への報告を求めていた。家族みんなが眠れない精神状態が続いていた。しかし、学校も教育委員会もきちんと対応してくれなかった」と述べた。また、女の子と母親が死亡した直後の学校側とのやり取りについて「校長から連絡が3回あったが面会は断った。それ以降の連絡はない」と述べた。


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