自衛隊のイラク派遣に合わせて警察庁は9日、都内で臨時の全国警備実施担当課長会議を開き、瀬川勝久警備局長が「テロの未然防止に向け、万全の備えを行い国民の安全と安心を確保してほしい」とテロ対策の徹底を指示した。 |
瀬川局長は、日本での具体的なテロ情報は把握されていないとしながらもアルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン氏名の声明でテロの標的となる米国の同盟国として日本が名指しされたことや、日本人外交官殺害事件などを挙げ「極めて厳しい情勢が続いている」と指摘した。 |
当面の課題として |
(1)自動車爆弾や自爆テロなど最近の国際テロの手口を踏まえた警備 |
(2)武器・弾薬の持ち込みを許さず、爆薬の原材料となる物質の保管・管理を徹底させる、 |
(3)人が集まる空港や駅など公共機関の管理者に対する自主警備の適切な指導・助言 |
などを指示した。 |