鹿児島市では1月下旬から今月初めにかけて、コンビニエンスストア強盗が相次いで発生している。24時間営業で、常に多額の現金があると思われて狙われているとみられる。各店は防犯上、レジには釣り銭程度しか置かないように対処している。 |
鹿児島県内のコンビニ強盗は02年は3件、03年はゼロだった。全国では03年には742件(259件は摘発)発生し、02年の約1.6倍に増えている。 |
各コンビニ店では監視カメラを増設、店員を増やすなどの対策をとっている。またレジに現金をできるだけ置かず、被害を最小限に食い止めるよう工夫している。 |
全国展開のあるコンビニは、レジの現金を1日に何回も回収して、一定額しか置いていない。別の系列店は「深夜や早朝は1万円札の使用をお断りしている。釣り銭を多く準備しないといけないからだ。どの店も似たような対策をしているはず」と話している。 |
鹿児島市内で今年発生した2件のコンビニ強盗の被害は数万円。1件は発生1時間後にスピード解決した。ある警察官は「強盗罪は5年以上の懲役。店員や客を傷つければ強盗致傷で、無期または7年以上の懲役になる。そんなリスクを冒しても、奪う金額はしれているし、逮捕される可能性が高い」と警告している。 |