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海大総研が救急車から診察データ送信するシステム開発
東海大総合医学研究所(伊勢原市)の中島功・助教授らがこのほど、通信衛星を利用して、患者を搬送中の救急車から鮮明な医療映像データを送信し、遠隔診断や現場でのより高度な応急処置を実現するシステムを開発した。
通信衛星には、政府や経団連などが2008年度の打ち上げを目指す「準天頂衛星」を想定。今年10月にスイス・ジュネーブで開かれる国際電気通信連合(ITU)の展示会に試作した救急車を出品する。米国や中国、アルゼンチンの政府機関や企業がすでに興味を示しているという。
救急車の屋根に取り付けた2基の小型パラボラアンテナで衛星を追尾。時速100㌔で走行中も毎秒六メガバイトの大容量データが送信でき、高品位の動画も含め、搭載した診断装置で測定したさまざまなデータを医師の元に送ることができる。
例えば、心筋梗塞(こうそく)患者の表情や心臓の超音波映像、心電図データなどを送信すれば、医師が車中の救急救命士に指示し、血栓を溶かす薬の投与などの初期治療を行うことも可能だという。


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