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秋田で車上狙い相次ぐ、寒さでエンジン掛けっぱなしで無施錠

エンジンをかけたまま買い物などで車を離れ、そのすきに車内から金品を盗まれるという被害が秋田県内で相次いでいる。車上狙いに遭った車の6割は無施錠。「車が冷えないように」とエンジンをかけたままロックせずに出掛ける人が多いのだが、泥棒にとっては格好のターゲット。一瞬の油断こそ大敵と、秋田県警では注意を呼び掛けている。
県警生活安全企画課によると、昨年12月から先月末までの2ヶ月間に県内で発生した車上狙いは計138件。このうち先月は本荘市や秋田市、鹿角市などで40件発生し、62.5%に当たる25件が無施錠の状態で被害に遭っていた。
自宅やアパートよりもパチンコ店やコンビニエンスストアなどの駐車場で多発していて、これらの場所での発生は全体の55.0%(22件)を占めている。最近特に多いのが、コンビニエンスストア前で暖房を効かせたまま車を離れ、買い物のわずかな時間に財布やバッグなどを盗まれるケースである。
県警生活安全企画課は「店がガラス張りで外が見渡せるからロックしなくても大丈夫という油断に付け込まれているのが実状である。犯行はわずか5秒で済むから短時間の買い物でも施錠は絶対に必要」と注意を促がしている。実際、全体の27.5%に当たる11件は車を止めて1時間以内に被害に遭っていた。
秋田県内で昨年1年間に発生した車上狙いは1,212件で、前年に比べ212件、21.2%の増加している。同課では(1)車内に貴重品を置かない、(2)明るい場所や見通しのよい場所に駐車する、(3)車を見て回る不審者がいたら迷わず110番通報するといった防犯対策を呼び掛けている。


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