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昨年、凶悪少年事件の検挙者が前年より1割増加

昨(平成15)年、事件を起こして検挙された19歳以下の少年(女性含む)は約14万4,000人で、前年よりも約2,600人増えたことが、警察庁のまとめで5日わかった。特に強盗などの凶悪事件が約1割増えた一方、少女らが強姦(ごうかん)などの凶悪犯罪の被害に遭うケースも8年連続で増え、警察庁は少年対策が今年も大きな課題としている。
少年の検挙人数は少子化が進む中で3年連続の増加となり1,000人当たり17.5人が事件を起こした計算になる。この人数は過去最多の83年の18.8人に迫る多さである。また、大人の場合は昨年の検挙人数が1,000人当たりで2.3人で、少年の方が7.6倍も事件を起こす割合が高かった。
特に殺人、強盗、強姦、放火の凶悪事件は、前年比約1割増の計2,212人で、75年以降で3番目の多さとなった。なかでも路上強盗は前年比約2割増の1,227人で、10年前の約2倍となっている。
刑法などに触れたとして補導された14歳未満の触法少年は、前年比約5%増の約2万1,500人。やはり凶悪犯の増加が顕著で、前年比約5割増の212人に達した。特に放火は166人で、前年より64人も増えた。
一方、凶悪事件の被害者となる少年も95年から8年連続で増えていて、昨年は2,204人(前年比3%増)だった。強姦と強制わいせつの性被害に遭った19歳以下の女性は計6,903人で、記録のある72年以降では最多だった。


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