埼玉県熊谷市立熊谷東中学校が問題行動がある生徒などの情報を地域で共有したいとして生徒13人の名前が書かれた資料を地域の自治会長などに配付していたことがわかった。熊谷市教育委員会は「個人情報の取り扱いに注意が必要だった」としている。
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熊谷市教育委員会によると、市立熊谷東中学校では今年1月、地元の自治会長などが集まる会議を開いた際、問題行動があったり不登校だったりする生徒の情報を地域で共有したいとして1年生から3年生までの生徒13人の名前が書かれた資料を配付した。
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このうち、5人は住所も記されていたほか顔写真も添えられ、「学力が低い」「暴力的な言葉をつかう」などと学校での様子などが書かれていたという。
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会議には自治会長のほか児童委員や小学校のＰＴＡの会長など17人が出席し、ほとんどの人が配付された資料を持ち帰ったという。
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会議の翌日、子どもの名前が資料に書かれた保護者から苦情が寄せられ、学校は資料を回収したという。
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熊谷市教委は「個人情報の取り扱いに注意が必要だった。非行防止のため地域に現状を伝えることは必要だった。非行防止のため地域に現状を伝えることは必要だが、個人情報をどこまで示すのかは、今後、検討したい」としている。
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